アクアライン渋滞を攻略せよ
こんにちは、オフィスペンぎんです。
最近になり、家族旅行で房総に行く機会が増えました。マザー牧場に鴨川シーワールド、海水浴にトレッキング、海の幸に山の幸と、房総の魅力に気付き始めた今日この頃です。
東京方面から房総に向かうとき、アクアラインはとても重宝しますね。しかし、夏休みやお盆の時期、ゴールデンウィークやシルバーウィークの大型連休では、アクアラインを使うのに躊躇します。なぜなら、アクアラインも例に漏れることなく、渋滞がひどいから。より正確には、渋滞がアクアラインに入る手前にまで伸びているときが大変で、こうなるとアクアラインに入るのもままならない状態です。
私は2019年夏、そんな渋滞に巻き込まれないよう、迂回ルートを試みてみました。
渋滞が湾岸線まで伸びていたらヤバイ!
東京方面からアクアラインへは、首都高速湾岸線を南下して、羽田空港を通り過ぎ、浮島ジャンクションをぐるっと回って入るのが正攻法だと思います。渋滞がなければ、海ほたるや木更津まではあっという間です。はじめてアクアラインに乗ったときは、あまりに早く着いたので感動しました。しかし、残念ながら、そんな便利な高速道路が渋滞しないはずはありません。
単純に渋滞しているアクアラインを突っ切る分には、さほど問題ではありません。ゆっくりとだけど確実に進むし、距離も短いので、すぐにゴールに到着します。もしトイレに行きたくなっても、海ほたるがあります。
しかし、渋滞がアクアラインに入る手前まで、つまり東京方面では浮島ジャンクション、さらには湾岸線まで伸びている場合は「やばい」です。ひどい時は、浮島ジャンクションに入る車列が羽田空港の手前(北)まで伸びていました。私が遭遇したとき、車列は湾岸線の左1レーンに伸びていましたが、さらにひどい時は左2レーンで渋滞が起きてしまうそうです。
渋滞が羽田空港手前まで伸びた場合、浮島ジャンクションまでの距離はおよそ5~6kmです。高速で5~6kmの渋滞なんて可愛いものと思いきや、アクアライン入口がそもそも詰まっているからか、浮島ジャンクションが1車線だからか、まったく進みません。聞いた話ではありますが、4~5時間待っても浮島ジャンクションにたどりつけなかったという人もいるようです。これでは、せっかくの休日が丸つぶれですね。
しかも、これはあくまでアクアライン入口に入るまでの話であって、仮に湾岸線・浮島ジャンクションを抜けても、さらにアクアライン自体の渋滞が待っています(ここまで来るとジワジワ進みますが)。
アクアラインに真っすぐ入るルートを行く
私は、アクアラインの渋滞が浮島ジャンクションを経て湾岸線にまで伸びているときは、あらかじめ調べておいた別ルートを使おうとかねてから思っていました。今夏は、その別ルートを使ってスムーズに房総まで行くことができました。
その別ルートとは、川崎線を使ってアクアラインに真っすぐ入るというもので、どうやら旅客バスも渋滞を回避するために同ルートを使うことがあるようです。
しかし、とにかくわかりづらいことで有名な首都高速。以下に、なるべくわかりやすく、ルート詳細を説明したいと思います。
■東京方面から湾岸線を使う場合
①湾岸線を南下する
②東海ジャンクションで羽田線に進む。
※「横浜公園 1」の標識に進む。ランプは2車線あるが、途中で1車線になるので右車線にいた方がよい。
③羽田線を真っすぐ進み、横羽線に入る(羽田線と横羽線は接続しているので、知らないうちに横羽線に入っている)。
④大師出口で一旦高速を降りる。
※大師出口のランプは2車線になるので、右車線にいた方がよい。
⑤下道に降りたら、高架下の右車線(右折レーン)に進む。
⑥1つ目の信号を右折したら、右車線を走り、2つ目の信号を右折して、大師入口に入る。
⑦料金所を過ぎたら右(川崎線だが、「B 湾岸線、東京湾アクアライン方面」とだけ書いてある)に進み、あとは本線を真っすぐ進む。
※東京方面から来る場合、横羽線(下り)から川崎線に進むためには、大師出口で一度高速を降りる必要があります。しかし、横浜方面から来る場合、横羽線(上り)から川崎線へは下道に降りることなく進めます。
■東京方面から羽田線を使う場合
①羽田線を真っすぐ南下し、横羽線に入る(羽田線と横羽線は接続しているので、知らないうちに横羽線に入っている)。
②大師出口で一旦高速を降りる(↑ストリートビュー参照)。
③下道に降りたら、高架下の右車線(右折レーン)に進む(↑ストリートビュー参照)。
④1つ目の信号を右折したら、右車線を走り、2つ目の信号を右折して、大師入口に入る。
⑤料金所を過ぎたら右(川崎線だが、「B 湾岸線、東京湾アクアライン方面」とだけ書いてある)に進み、あとは本線を真っすぐ進む。
■川崎方面から横羽線を使う場合
①大師ジャンクションで湾岸線方面(川崎線)に進む。
②本線を真っすぐ進む。
リアルタイムの情報をキャッチする
アクアラインが渋滞した場合、とりわけ渋滞が浮島ジャンクションや湾岸線にまで伸びた場合、湾岸線を使わずに、川崎線を使うと、スムーズに進むことができました。
そもそも、迂回ルートを使うか使わないかを判断するには、浮島ジャンクションや湾岸線が渋滞しているかどうかを把握する必要があります。ネットの情報、車載ラジオの情報、電光掲示板に表示されているリアルタイムの情報を総合的にキャッチして、迂回するかどうかを決めるのが妥当でしょう。
あまり判断を先延ばしにすると、スマートに迂回できなくなるかもしれません。例えば、東京方面から湾岸線に乗って羽田空港の辺りまで進んでしまうと、川崎線を使った迂回ルートは使えなくなってしまいます(東海ジャンクションはもっと手前なので)。
また、もやもや悩みながら運転するのは事故のもとですので、高速に入るまでにルートを決めておいた方が安全だと思います。
なお、湾岸線ルートに比べて、川崎線ルートはやや遠回りになり、一回高速道路から下道に降りてしまうので、いくらか料金が高くなります。今夏の場合、例えば「大井南→木更津金田」で調べてみると、普通車ETCで260円高くなります。・・とはいっても、260円で渋滞が抜けられるなら安いものではないかと思いますが。
余談ながら、川崎線に乗って東京湾の方まで進むと、両側に圧倒的な工場の景色が広がりますので、ちょっとテンションが上がります!
アクアラインを使わない代替ルート「東京湾フェリー」
もしアクアラインの迂回ルートも渋滞している場合、東京湾フェリーを使う手段も考えられます。詳しくは「東京・神奈川 ⇔ 千葉房総|アクアライン代替ルート 東京湾フェリー」で解説しています。