超簡単!3段階評価以上の英語アンケートを作る方法
英語でアンケートを作成するとき、評価内容や評価程度を表現するのは、なかなか難しいものです。
3~5段階評価のときに使える「良い・普通・悪い」の英語表現については、英語で3~5段階評価を表現するにはで説明していますが、「良い・普通・悪い」以外に「満足・普通・不満」「おいしい・普通・まずい」「快適・普通・不快」などとする場合は、割と面倒くさいことになります。
そこで、下記ではこのような問題+αに悩むことなく、簡単に段階評価の英語アンケートを作る方法をご紹介します。
反意語ペアを使う
英語で段階評価のアンケートを作る場合、例えば「Excellent/Very Good/Good/Average/Poor」と各評価程度の英単語を用意するのも一手ですが、思い切って英単語はポジティブ/ネガティブの反意語ペア(主に形容詞)だけを使い、数字を選ばせるような形にすると簡単です。つまり:
こうすることで、中間的な程度を表す英単語に悩まされず、また何段階の評価であっても、数字を増減させるだけで簡単にアンケートを作ることができます。
さらに、このように単純化することで、英語を母国語としない外国人に対しても、わかりやすく伝わるようになります。
大きい数字がポジティブ?
数字を使って多段階評価のアンケートを作る場合:
- 大きな数字をポジティブにして、小さな数字をネガティブにする。
- 大きな数字をネガティブにして、小さな数字をポジティブにする。
のかを決める必要があります。
実際に英語圏で作成されているアンケートを見てみると「大きな数字をポジティブにして、小さな数字をネガティブにする」方が割合多いように感じます。
しかし、どちらのパターンも普通に存在するので、絶対な決まりはないようです。
また、上記例では5段階評価に対して「5/4/3/2/1」としていますが、「2/1/0/-1/-2」とした表記を見ることもあります。もちろんマイナスがネガティブになります。
数字の大小どちらがポジティブでネガティブなのかハッキリさせるためにも、上記例の「Good ←」「→ Poor」のような要素は最低限取り込む必要があります。
Good/Poor以外の反意語ペア
英単語として、Good/Poor以外にも知っておくと便利な反意語ペアを列挙してみます。
評価項目に応じて、適宜使い分けてみてください。
【参考】よくある反意語ペア
- Good/Poor:良い/悪い
- Satisfied/Unsatisfied:満足/不満
- Conmfortable/Unconmfortable:快適/不快
- Sufficient/Insufficient:十分/不十分
- Helpful/Unhelpful(Useless):役立つ/役立たない
- Clean/Dirty:(環境が)きれい/汚い
- Easy/Difficult:簡単/難しい
- Quiet(Comfortable)/Noisy:静か/うるさい
- Agree/Disagree:同意する/同意しない
評価項目を名詞にする
アンケートの評価項目というと「スタッフの対応はいかがでしたか?」「サービスにどれぐらい満足しましたか?」のような文章を思い浮かべるかもしれませんが、英語で文章を表現するのは、英語が苦手な人にとってはハードルが高くなります。
その場合、評価項目は単純に名詞化するのが手っ取り早いです。もちろん5W1Hを駆使して英文が書けるのなら、それに越したことはありませんが。
なお、評価項目を名詞化する場合は、例示したように Please rate the following items. (次の項目についてご評価ください)のように一言書いておくと、自然な流れになります。
【参考】よくある評価項目
- Staff:スタッフ、従業員
- Service:サービス
- Facility:設備、施設
- Website:ホームページ
- Accessibility:アクセス
- Cleanliness:清潔感
- Atmosphere:雰囲気
- Friendliness:愛想、態度
- Availability:~ができるかどうか(利用可能性や実現可能性など、汎用的に使用可)
もし動詞が思いついてしまったら、"-ability"(~できること)の形に変えると使いやすくなります。
readであればreadability(読みやすさ、可読性)、useであればusability(使いやすさ、使い勝手)といった具合です。
ただ、すべての動詞がそのように変形できるわけではないので、通じるかどうか、ひとつずつ辞書などで調べてみてください。