奨学金「高等教育機関への進学目的等に関するレポート」
進学目的・学修継続意思の例文集
高校の在学生や卒業生が日本学生支援機構の奨学金を受給したいときや授業料減免を申請したいとき、高校に「高等教育機関への進学目的等に関するレポート」のような書類を提出することがあります。書式は各高校によって若干異なりますが、記述することは基本的に同じです。
ここでは、奨学金や授業料減免の申請を円滑に行えるよう、進学目的等に関するレポートの例文をいくつか紹介します。コピペして使っていただいてもOKですが、自分なりに書き換えることを推奨します。
進学目的等に関するレポート「進学の目的」の例文
- 私は以前から人の役に立ちたい仕事をしたいと思い、将来は看・・
- 私は、将来ITエンジニアになりたいです。そのため、専門学・・
- 私は以前から保育に興味があり、将来は幼稚園や保育園に就職・・
- 私は海外の人とのコミュニケーションを通じて、異文化に触れ・・
- 私は陸上が得意です。そのため、陸上の強豪といわれる〇〇大・・
- 将来は小学校の教師になりたく、大学に進学して教職課程を修・・
- 私はものづくりに興味があり、大学に進学して機械工学を専攻・・
- 私は、会社の経営に興味があり、大学で経営や経済について学・・
- 私は、将来弁護士になりたいと思い、法学部への進学を希望し・・
- 私は化学に興味があり、大学に進学して化学の知識をさらに深・・
- 将来は獣医になりたいと思い、獣医学部への進学を希望してい・・
- 私は家業の畜産を継ぐため、進学して実用的な畜産を学びたい・・
進学目的等に関するレポート「進学後の学修継続の意思」の例文
- 進学後、奨学金による支援をいただけた場合、奨学金の意義を・・
- 進学したら、将来の夢を見据えて、積極的に講義に出席するだ・・
- 将来の夢を叶えるため、大学で専門的に学ぶことを切望してい・・
- 大学卒業後には、即戦力のプログラマとして就職できるよう、・・
- 奨学金を受給することで、念願の進学が叶ったときには、教師・・
- 奨学金をいただいて進学できたら、アルバイトは辞めて、勉強・・
- 大学に入学したら、早期に資格を取るために講義を履修して、・・
- 将来はスタートアップとして新しいビジネスを興したいので、・・
- 奨学金の趣旨を理解し、進学後は学びに専心したいと思います・・
- 進学後は、ひとつでも多くの実習に参加して、少しでも多くの・・
進学目的等に関するレポートを提出する意味
「高等教育機関への進学目的等に関するレポート」は、高校が日本学生支援機構に対して、対象者を推薦するにあたって、対象者が大学等の進学先でしっかりと勉学を修める意思(学修意欲)があるかどうか確認するために使用するものです。
特に高校は、①進学の目的(進学後の将来の展望を含む)、②進学後の学修継続の意思、を確認することになっています。
①進学の目的(進学後の将来の展望を含む)
- 進学の目的が明確に述べられているか
- 進学の目的を自身の言葉で表現できているか
- 卒業後の将来の展望が述べられているか
- 社会で自立し、活躍できるようになることが期待できるか
②進学後の学修継続の意思
- 進学後、卒業まで学修を全うとしようとする意志があるか
- 進学後にしっかりと学ぼうとする意欲があるか
- その他、学修の意欲が十分にあると認められるか
※文部科学省「大学等への修学支援の措置に係る学修意欲等の確認の手引き(高等学校等向け)」より
進学目的等に関するレポートの書き方
レポートに記述するとき「進学の目的」には、例えば、希望校に進学してから何を勉強したいか、将来にどのように活かしたいかを中心に書くことなります。進学を希望する学部や学科、コースに応じて、自分の将来像とあわせて書くと良いでしょう。字数は、100字~300字であることが多いです。
また、レポートの「進学後の学修継続の意思」には、学びの姿勢を記述することになります。例えば、将来の希望を現実にするため、進学先では講義への出席など必要最低限のことにとどまらず、率先的に学習や研究に取り組み、時間の許す限り勉学に勤しみ、実社会でも役に立つような成果をあげたいなどと意欲を見せましょう。字数は、進学目的と同様に、100字~300字であることが多いです。
※例文一覧を見る
とじる
進学目的の例文1:
私は以前から人の役に立ちたい仕事をしたいと思い、将来は看護師になりたいと思います。看護師は、個人の生命や福祉を支える社会に不可欠な職業です。そのため、大学に進学して、しっかりと勉学に励み、積極的に実習に取り組みたいと思います。また、大学では、看護師として必要な知識や技術の習得にとどまらず、社会福祉について学び、社会における看護師のあり方を自分なりに模索したいです。
進学目的の例文2:
私は、将来ITエンジニアになりたいです。そのため、専門学校に進学して、プログラミングの知識を深め、広範なプログラミング言語を扱えるようになり、ITの力を社会にどれだけ応用できるのか可能性を突き詰めていきたいと思います。学業を通じて、ITが解決できる社会問題を考え、社会的に意義のあるITエンジニアになりたいです。
進学目的の例文3:
私は以前から保育に興味があり、将来は幼稚園や保育園に就職したいです。そのため、保育科に進学して、保育士の資格と幼稚園教諭の資格を取得したいと思いますが、資格の取得は当然のこととして、保育に携わる者として広範な知識を吸収し、実習を重ねて早くから経験を積んでいきたいと思います。
進学目的の例文4:
私は海外の人とのコミュニケーションを通じて、異文化に触れることに喜びを感じます。在学中にも英語の勉強に励みましたが、もっと実用的な英語を身に着けたいと思い、英語学科に進学したいと思うようになりました。在学中には、英語のスキルアップのみならず、コミュニケーションに必要な幅広い教養を身に着け、将来的には通訳やガイドになりたいと思います。
進学目的の例文5:
私は陸上が得意です。そのため、陸上の強豪といわれる〇〇大学に進学して、自分の得意をもっと伸ばし、選手として活躍したいと思います。また、陸上のトレーニングだけではなく、社会人として持つべき一般教養を学び、自分自身を見つめて、自己の確立に励みたいと思い、進学を強く希望します。将来は得意な陸上や運動を通じて、ヘルスケアの分野に就職したいと考えています。
進学目的の例文6:
将来は小学校の教師になりたく、大学に進学して教職課程を修めたいと思います。私の教師としての目標は、私が小学校在学中の担任の教師です。自然科学を教えるのに、様々な教材を用意してくれたり、社会科実習を行ってくれたりして、私が自然科学に興味を持つきっかけをつくってくれました。大学での教職課程をただ修めるだけではなく、どうしたら生徒の興味を引き出せるか、生徒の自己形成に好影響を与えられるかを考えていきたいと思います。
進学目的の例文7:
私はものづくりに興味があり、大学に進学して機械工学を専攻したいと思っています。大学では、必要な座学を修めるのはもちろん、自分の手を動かして、実際に工作をしてコンクールなどにも積極的に参加したいと思います。また、途上国に対する開発援助にも興味があり、培った知識や技術で社会貢献できるように頑張りたいと思います。
進学目的の例文8:
私は、会社の経営に興味があり、大学で経営や経済について学びたいと考えています。卒業後は就職し、ゆくゆくは家業を継ぎたいと思い、その基礎を築くために大学では専門的で実用的な知識を深めたいと思います。また、その他にも英語を学習して、国際交流を通じて見識を広め、社会人としての教養を深めたいと思います。
進学目的の例文9:
私は、将来弁護士になりたいと思い、法学部への進学を希望しています。進学後は、法律の勉強はもちろん、さまざまな分野の学問にも触れて、幅広い教養を身に付けたいと思います。奨学金の支援を受けることで生まれる時間的な余裕は、全て勉学に注ぎ、充実した大学生活にしたいと切望します。
進学目的の例文10:
私は化学に興味があり、大学に進学して化学の知識をさらに深めたいと思います。化学の基礎知識を徹底して勉強するのはもちろん、率先的に実験に取り組み、社会に対する化学の可能性や実用性について研究したいと思います。大学卒業後は、大学院に進学して研究を重ねることで、奨学金の恩恵を社会に還元したいと思います。
進学目的の例文11:
将来は獣医になりたいと思い、獣医学部への進学を希望しています。在学中は、専門分野を学ぶだけではなく、先生方や先輩方の知見に触れて、獣医が果たすべき社会的な役割について、自分なりの答えを模索したいと思います。また、NPOなどの組織運営についても学び、動物愛護の意識を社会に浸透させる手段を学びたいと思います。
進学目的の例文12:
私は家業の畜産を継ぐため、進学して実用的な畜産を学びたいと思います。大学で培う知識や経験を活用して、家業に現代的なノウハウを組み込み、家業を発展させたいと思う一方、大学で地域社会を活性化させる取り組みについても学び、私が育った地域の再興に役立ちたいと思います。
とじる
学修継続意思の例文1:
進学後、奨学金による支援をいただけた場合、奨学金の意義を十分に理解して、アルバイトをできる限り控えて、学業に専念したいと思います。最低限の単位の取得に留まらず、自己研鑽を忘れることなく、幅広い授業を受けて教養を深めたいと思います。
学修継続意思の例文2:
進学したら、将来の夢を見据えて、積極的に講義に出席するだけでなく、自習も重ねて、知識を深めていきたいと思います。就学は恵まれた機会だと考え、両親の期待に応え、また奨学金の意義に沿うよう、学業に勤しみたいと思います。
学修継続意思の例文3:
将来の夢を叶えるため、大学で専門的に学ぶことを切望しています。そのため、少しでも多くの収穫があるよう、積極的にたくさんの授業を受け、自分自身に課題を設けて、奨学生として恥じないよう大きく成長したいと思います。
学修継続意思の例文4:
大学卒業後には、即戦力のプログラマとして就職できるよう、大学では講義を幅広く受けて、知識を広く深めていくと共に、ITを活用した先進的な社会的事例にも目を向けて、より良い社会に向けてプラグラマができることは何なのか、自分なりの答えを見つけたいと思います。
学修継続意思の例文5:
奨学金を受給することで、念願の進学が叶ったときには、教師になるため教職課程を履修することはもちろん、社会人としての教養を身に着けるため、興味の有無にかかわらず幅広く勉強し、他分野で学ぶ人との交流を通して、知的な刺激を求めて生きたいと思います。
学修継続意思の例文6:
奨学金をいただいて進学できたら、アルバイトは辞めて、勉強や研究に専念したいと思います。就職活動も早期に行う一方で、できる限り大学の資源を活用して、知識を深め、多くの知的刺激を受け、振り返ったときに実りが多かったと思えるような大学生活を過ごしたいと思います。
学修継続意思の例文7:
大学に入学したら、早期に資格を取るために講義を履修して、積極的に勉強したいです。資格のため以外にも、大学卒業時に確かな知識と教養をもって社会人として活躍できるよう、在学中は終始勉学に励みたいと思います。
学修継続意思の例文8:
将来はスタートアップとして新しいビジネスを興したいので、在学中には先端のIT技術を深く学ぶとともに、ケーススタディやインターンシップを通じて、実践力を鍛えていきたいと思います。与えられた就学機会を存分に生かせるよう、積極的に勉学に取り組みたいと思います。
学修継続意思の例文9:
奨学金の趣旨を理解し、進学後は学びに専心したいと思います。経済的なサポートを得られた分、アルバイトは控えて、在学中に就職や論文などの形で結果を残し、一人前の社会人として巣立てるように頑張ります。
学修継続意思の例文10:
進学後は、ひとつでも多くの実習に参加して、少しでも多くの実践的な経験を積みたいと考えています。もちろん座学もしっかりと履修し、正しい知識のうえに、正しい技術を身に付けられるように尽力したいと思います。