マネタイズの基本と入門(おさらい)
マネタイズとは、ウェブサイトを収益化することを言います。
一般的に、ウェブサイトを通じて無料の情報やサービスを提供しつつ、広告や有料サービスなどで利益を上げることを指します。
特に、広告を設置することで収益をあげるのは参入ハードルが低く、数多くのブロガーが生まれた理由でもあります。
広告設置の流れ
マネタイズの中で最もハードルが低く、個人でもすぐに始められるのが広告の設置です。
運営するウェブサイトに広告を設置し、訪問者に訴求し、その対価として報酬を受け取るというのが、基本的な仕組みです。
収益の母体となるウェブサイトは、今では専門知識も初期投資もなしに、すぐに作ることができます。
投資はもちろんあった方が有利になりますが、ウェブサイトの運営にお金をかけすぎて、赤字になるというのは珍しくありませんので、まずはお金をかけずにウェブサイトの無料作成サービスを利用することをおすすめします。
参考 >> マネタイズの母体 ウェブサイトを作るのは簡単
ウェブサイトの用意ができて、ある程度の訪問者を確保できたら、いよいよ広告の設置となります。
個人レベルのマネタイズにおいては、クライアント(広告主、お金を払って広告掲載を依頼する人)と直接交渉するようなことはありません。仲介者(広告代理店)を通して、広告掲載用のコードを発行してもらい、そのコードをウェブサイトに埋め込む形で広告を設置します。
マネタイズはアドセンスに始まり、アドセンスに終わる
最も有名な広告仲介者はGoogleでしょう。
Googleは、アドセンスというサービスを通じて、Googleのクライアントの広告が表示されるコードを発行してくれます。そのコードをウェブサイトに貼りつけるだけで、ウェブサイトのコンテンツやその訪問者の性質にあった広告を自動的に表示してくれます。
「クリック(タップ)されるだけで収益が発生する」「自動的に最適と考えられる広告を表示してくれる」「高単価」は、アドセンスの大きな特徴であり、また優位性でもあります。
大企業が運営する巨大なウェブサイトにも、個人が運営するほとんど過疎化しているウェブサイトにも導入されるアドセンスを使わないことに、マネタイズは始まりません。
ウェブサイトを育てつつ、アドセンスの設置を最適化することが、収益の最大化につながります。
アドセンスと似て非なるアフィリエイト
アフィリエイトとは、特定の商品やサービスを紹介して、報酬を受け取るプログラムのことです。
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれる仲介業者を通じて、広告コードを発行してもらい、そのコードをウェブサイトに埋め込むことで紹介します。
先に紹介したGoogleアドセンスと比べると、あらかじめ自分で紹介する商品やサービスを選択できる(その広告しか表示されない)、クリック以上の成果を報酬条件としている、積極的にアピールしないと成果につながりにくい、などの点で異なります。
クリック以上の成果とは、契約する、購入する、登録する、資料請求する、クリックするなどです。そのため、一般的にアフィリエイト広告は成果報酬型広告と呼ばれます。
ASP:A8ネット
ASP:バリューコマース
アドセンスもアフィリエイトも、始めるにあたってウェブサイトに対する審査があります。主に、コンテンツの充実度や健全性、訪問者数などが評価基準となります。
出金可能額の違いに注意
アドセンスでもアフィリエイトでも、発生した収益がすぐに口座に振り込まれるわけではありません。いずれも、アカウント上に収益がたまり、一定額以上で登録口座に出金可能となります。一部のASPでは、一定額以下での出金には手数料を取るところもあれば、額にかかわらず出金手数料を取ることもあります。
例えば、アドセンスであれば、収益が8000円以上で出金できて(昔は10000円以上でした)、出金に伴う手数料はありません。
特にはじめのうちは、収益がなかなか手元に来ないとモチベーションが下がってしまうので、ASPを選ぶ場合は事前に確認しておきたいところです。