マネタイズの母体 ウェブサイトを作るのは簡単
収益体制を作るのには、まず母体となるウェブサイトを用意します。
ウェブサイトの作成に、今やプログラミングの知識や資金は必須ではありません。
ウェブサイト・ブログ・アプリの違い
はじめに、言葉の整理をしておきましょう。
ウェブサイトはブラウザーで表示するサイトの総称で、ホームページ(和製英語)とも言います。
ブログは、ウェブサイトのひとつで、主に作者(ブロガー)の考えなどを主観的に記事にして掲載したものです。ただ、厳密な定義があるわけではありません。
アプリは、一定の機能が集約された、特定のOS専用のソフトウェアであって、ウェブサイトと異なりダウンロードが必要になります。
マネタイズにおいて、ウェブサイトは収益をあげるための母体となります。
仕組み的には、HTMLとCSSというコンピューター言語を使って、ディスプレイに何をどのように表示するか記述します。記述されたコードは、ブラウザーによって解読され、ディスプレイに表示されます。
ウェブサイトは基本的にHTMLとCSSの記述によって作られていますが、今ではHTMLとCSSがわからなくても、直観的にウェブサイトを作成できるシステムを利用することができます。このようなシステムのことを、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と言います。
ウェブサイトで稼ぐのに強力なツール「CMS」
CMSを利用する最大のメリットは、技術的な知識がいらず、書きたいと思ったことを書けば、すぐウェブページができることです。また、サービスによっては、制約はあれど無料で使えます。サーバー代やドメイン代すらかからずウェブサイトを運営できるので、赤字リスクがほとんどない状態でマネタイズを始め、収益体制を作ることができます(注:最近では、無料で使えるドメインではアドセンスが利用できない傾向がありますので、サービスごとに確認が必要です)。
CMSサービスによっては、細かな調整が効かなかったり、動的なシステムを追加して組めないことがありますが、有料プランに切り替えたり、オプションサービスを利用したりすることでカバーできることが多く、ウェブサイトを使って稼ぐうえで強力なツールになることは間違いありません。
もしHTMLやCSS、PHPなどの知識があれば、WordPressを薦める人も少なくないです。
筆者は、CMSの制約が窮屈に感じて、この「ペンギンの教室」はサーバーに直接コーディングしていますが、それでも過去に作成した収益化したウェブサイトではCMSを使用していました。
おすすめのCMS:Jimdo
収益化を前提として、とにかく手軽にすぐにウェブサイトを作りたい場合は、Jimdoがおすすめです。
Jimdoはドイツ発のCMSですが、日本での運営はKDDIの子会社(KDDIウェブコミュニケーションズ)が行っているので、安定感も安心感もあります。
Jimdoは、直観的に、プログラミングやコーディングの知識も使わずウェブサイトを作ることができ、有料プランではアドセンスも使用でき、サイトマネタイズの入門に適しています。
私も、JimdoのProプランでウェブサイトをいくつか運営しています(本サイト「ペンギンの教室」はCMSを使っていません)。
サイト運営でお金がかかるタイミング
ウェブサイトは、CMSのサービスを活用すれば、簡単に無料で作ることができます。しかし、無料プランである以上、CMS事業者側の広告が表示されてしまったり、機能が制限されたり、あるいは最近ではアドセンスが利用できなかったりします。しかし、有料版のサービスにアップグレードするなり、有料オプションを購入することで、このような問題を解消することができます。
また、独自ドメインでウェブサイトを運営したい場合には、一般的に有料となります。
もし、CMSを使わずに、自分でウェブサイトを運営する場合には、一般的にレンタルサーバー代やドメイン使用料がかかります。使用するレンタルサーバーのプランやドメインの種類によっても料金は変わりますが、CMSよりランニングコストを抑えることもできます。
サイトマネタイズで稼ごうと思って、このあたりを拡充しようと初期投資する人もいますが、機能やデザインを本式にそろえたからといって、必ずしも収益をあげるわけではありません。実際、私ははじめのうちはCMSやドメインに1円もお金をかけずウェブサイトを運営し、収益をあげていました。
結局のところ、大切なのはウェブサイトのコンテンツやユーザビリティであるのは間違いないです。
【注意】
2019年末より、Jimdoのフリープランのドメインが変更になりました。
- 変更前:xxx.jimdo.com
- 変更後:xxx.jimdofree.com
ドメイン変更に伴い、アドセンス広告の配信が停止しています。
現状、変更後のjimdofree.comでは、アドセンスは使用できません。
登録しようとしても、登録するために必要な自動広告コードが認識されず、技術的にアドセンスは利用不可の状態です。
また、Jimdoのオフィシャルサイト(クリエイターサポート)でも、変更後のフリープランのドメインではアドセンスが利用できない旨、言及されています。
そのため、今後Jimdoでアドセンスを利用するには、有料プランに登録する必要があります。