中国語:Suicaが「西瓜卡」なのは、あながち間違いじゃない
日本に中国人観光客が増え、最近では繁華街のいたるところで中国語を耳にするようになりました。そんな折、「西瓜卡」という言葉が聞こえました。
「西瓜」は果物のスイカ、そして「卡」はカードのこと。つまり、スイカ・カード・・・!
「西瓜卡」ってひょっとして、JR東日本のSuicaのこと?いやいや、確かに発音は同じだけど(笑)と思いましたが、この呼び方、実はあながち間違いではないことがわかりました。
「西瓜卡」は中国語での俗称
Suicaの中国語での正式名称は、同じくアルファベット表記のSuicaです。JR東日本の中国語版公式サイトではアルファベットでSuicaと表記していますが、西瓜卡という表記は見当たりません(執筆時点)。
しかし、中国人の間では、「西瓜卡」という俗称が浸透しています。
中国の大手オンライン百科事典の「百度百科」にも中国語の名称として「西瓜卡」が記載されていますし、日本の生活を紹介するサイトなどでも、当り前のように「西瓜卡」と呼んでいます。
そのため、日本において中国語で案内をするときには、Suicaよりも、西瓜卡(Xigua ka:シーグアカー)と言った方が通じやすいかもしれませんね。
Suicaにはスイカが描かれている
そもそもSuicaは、"Super Urban Intelligent Card"の頭文字を取って名付けられました。
しかし、由来はこれだけではありません。「スイスイ行けるICカード」という意味もあり、さらには、親しみやすさを出すために果物のスイカと語呂合わせをしたとか。カードの緑色は、スイカを意識したものだそうです。
また、カードの右上を見てみると、なんと線路でスイカが描かれています!ぜんぜん気がつきませんでした・・
つまり、Suicaは果物の「スイカ」でもあるわけなので、中国語で「西瓜卡」といっても間違いではなかったんですね。